ATI Radeon用のDRIドライバのインストール
この手順書は、Project Looking Glassに必要なダイレクトレンダリング拡張を可能にするために、 ATI RadeonグラフィックスカードのDRI (Direct Rendering
Infrastracture)ドライバをインストールする方法について説明します。
インストール手順
これはSlackwareのような非rpmベースのディストリビューションにバイナリ形式のATIドライバをインストールするための手引きです。
Slackwareで必要なコマンドに準拠しましたが、
多くのコマンドは他のディストリビューションにも適用可能です。
注: fglrxドライバのすべての最近のリリース (> 3.12) は、GLの不完全な実装を含んでいます。
そのために、これらのドライバではLG3Dは正しく実行できないかもしれません。
もしこの問題に出会ったならば、他の インストール方法を試してみてください。
- 次のように、rootになります。
% su -
Password: rootパスワードを入力します
#
- ディストリビューションのカーネルソースパッケージからカーネルソースをインストールします。
# installpkg kernel-source-2.4.26-noarch-4.tgz
注:Slackwareディストリビューションではカーネルソースパッケージは最初のCDにあります。
/mnt/cdrom/slackware/k/kernel-source-2.4.26-noarch-4.tgz
- カーネルコンフィギュレーションおよび依存性を、次のように更新します。
# cd /usr/src/linux
# cp /boot/config-ide-2.4.26.config
# make oldconfig
# make dep
注: カーネルを再コンパイルする必要はありません。
- 最新のATI RadeonドライバをATIウェブサイトからダウンロードしてください。
- 次のように、rpmを通常のtar.gzファイルに変換します。
# rpm2tgz fglrx-"version".rpm
# cd /
# tar zxvf fglrx-"version".tgz
# cd /lib/modules/fglrx/build_mod/
# chmod +x ./make.sh && ./make.sh
# cd .. && chmod +x make_install.sh && ./make_install.sh
- Xの設定を行うために、次のようにfglconfigを実行します。
# fglrxconfig
- 他のディストリビューションと同様、 Slackware 10でもXFree86の代わりにxorgを使用するので、XF86Config-4とxorg.confの間に、次のようなシンボリックリンクを作成する必要があります。
# ln -sf /etc/X11/XF86Config-4 /etc/X11/xorg.conf
ここでXを起動してください。これまでのステップで何のエラーもなければ、3Dアクセラレーションが動作しているはずなので、次を実行してそれを確認してください。
% glxinfo | grep render
以下が表示される必要があります。
direct rendering: Yes
謝辞
著者はこの手引きのオリジナル版を書いて最初の枠組みを提供したLucian Cionca lucian.cionca@gmail.com に感謝します。
$Revision: 1.2 $ $Date: 2005/01/30 15:58:30 $ (英語版Revision: 1.8)