ATI Radeon用のDRIドライバのインストール
この手順書は、Project Looking Glassに必要なダイレクトレンダリング拡張を可能にするために、 ATI RadeonグラフィックスカードのDRI (Direct Rendering
Infrastracture)ドライバをインストールする方法について説明します。
インストール手順
ここでは、RedHat 9上でOpenGLライブラリ(LibGL.so)をアップグレードするための手順を示します。
同時にRadeon 7500ドライバも自動的にアップグレードされます。
- 次のように、rootになります。
% su root
Password: rootパスワードを入力します
#
- RedHat 9ディストリビューションから、次のようにカーネルソースをインストールします。
# rpm -ivh
kernel-source-2.4.20-8.i386.rpm
注: RedHat 9 CD-ROM #2をマウントしていれば、kernel-sourceパッケージは次の場所にあります。
/mnt/cdrom/RedHat/RPMS/kernel-source-2.4.20-8.i386.rpm
- カーネルコンフィギュレーションおよび依存性を、次のように更新します。
# cd /usr/src/linux-2.4
# cp /boot/config-2.4.20-8.config
# make oldconfig
# make dep
注: カーネルを再コンパイルする必要はありません。
-
DRIプロジェクトのWebサイトから、次のようにATI Radeonドライバの最新のスナップショットをダウンロードします。
Downloadページ(http://dri.sourceforge.net/cgi-bin/moin.cgi/Download)のSnapshotセクション中のダウンロード手順に従ってください。
commonスナップショット(common-YYYYMMDD-linux.i386.tar.bz2)、
およびRadeonスナップショット(radeon-YYYYMMDD-linux.i386.tar.bz2)の両方をダウンロード
する必要があるでしょう。
- 次のようにcommonパッケージを展開し、インストールします。
# tar jxf common-*
# cd dripkg
# ./install.sh
# cd ..
# rm -rf dripkg
- 次のようにRadeonパッケージを展開し、インストールします。
# tar jxf radeon-*
# cd dripkg
# ./install.sh
# cd ..
# rm -rf dripkg
- RedHat 9では、さらにXFree86バイナリもダウンロードし、インストールする必要があるでしょう。
Downloadページ(http://dri.sourceforge.net/cgi-bin/moin.cgi/Download)のSnapshotセクション中の手順に従ってください。
- /etc/modules.confに、次の行を追加します。
pre-install radeon
/sbin/modprobe -k agpgart
これにより,agpgartモジュールが必ずradeonモジュールより先にロードされるようになります。
- DRIを有効にするために、/etc/X11/XF86Configを次のように更新する必要があります。
次の設定がまだ存在しない場合は、Moduleセクションに次の行を追加します。
Load "glx"
Load "dri"
また、必要ならば、以下を含むDRIセクションを追加します。
Section "DRI"
Mode 0666
EndSection
- ここでシステムを再起動してください。
- 最後に、ダイレクトレンダリングが有効であることを確認するために、glxinfoコマンドを次のように実行します。
% glxinfo | grep "direct
rendering"
次の実行結果が得られなければいけません。
direct rendering: Yes
謝辞
Project Looking Glassチームは、この手順書を提供してくれたLucian Cionca
lucian.cionca@gmail.comに多大な感謝を捧げます!
$Revision: 1.3 $ $Date: 2004/09/24 03:35:39 $ (英語版Revision: 1.7)